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初めての金縛り体験 [ポーおじさんの夢見ろぐ]

子供のころ、病気で熱をだすと、決まって同じ夢見体験をしました。

何か得体の知れない、大きくて重圧な存在に覆い被されるという、
夢のような現実のような体験です。

今になって考えてみれば、
それが私にとっての、金縛り体験の始まりだったのかも知れません。

そして、その夢見体験を別として、
私が「これは金縛りだ」と初めて感じ体験したのは、中学一年生ぐらいだったと思います。


夜になってまだ早い時間に、自分の部屋で寝ていた私は、何か恐怖感とともに目が覚めました。
となりの居間からは、家族の話し声が聞こえています。

起き上がろうとした私は、自分の体が動かないことに気付きました。
怖くなり、となりの居間いる家族に伝えようと声を出そうとしたら、
声もでませんでした。

恐怖も増し、このまま目を開けていると、
幽霊か何かがでてくるのではないかと思い、目をつぶりました。

そして一旦意識が途切れ、再びハッと目が覚めたのですが、
その時は何事もなく、普通に起き上がれるようになっていました。


その頃の私は知識もなく怖がりで、
金縛り体験は霊体験だと思っていたので、とても怖い夢見体験だったのです。

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