土下座で謝る

後輩のMくんと現場に物置の材料を納品するために、仕入先の金物屋に寄った。金物屋で物置の材料を受け取ろうすると、「注文がされていない」と店の女性が言う。注文をしたMくんに聞くと「注文した」との返事。いずれにしても現場に言って、お客さんに何かしら説明をしなければいけないと考えた。


金物屋がオートバイ屋に変わった。店の奥から2人の作業服を着た男性が出てきて、「Mくんは嘘をついていて、本当は注文をしていない」と言う。本当かどうかMくんに問い正すとMくんは「注文はした」と言い張った。


金物屋を出て現場へ向かう途中、何かの職人さんらしい人に捕まる。その人が訳の分からない事をコンクリートの道路面に書きながら、私たち威圧して文句を言い始めた。何だか分からなかったが、その場をやり越すために、その場で土下座をして謝った。

隣で同じように土下座をしているMくんが、今にも爆発しそうな耐え方をしているのが分かった。それに気付いていたらしいその人は、私だけを許して、Mくんをまだ許さなかった。そして、土下座をしている私たちをそのままにして、今度は、私たちから少し離れて後にいた男性に近づいて行き、文句をつけ始めた。

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