自宅マンションで悩む高校生の私

私は、高校から自転車でマンションの自宅へと戻り、マンション1階の出隅になった壁のそれぞれの面に設置されているエレベーターを待っていた。

私の待っているエレベーターよりも先に、出隅側面の広いエレベーターが先に着き、年配夫婦を含めた数人の人たちがそのエレベーターに乗っていった。その後、私が待っていたエレベーターが着き、先にひとりの女性が乗り込んだ。すると何かあったのか、エレベーターが動かずに、その女性がエレベーター内で倒れてしまった。

「どうしてしまったんだろう？」と私が思うと、そのエレベーターの階上でエレベーターの修理を作業員たちが行っていた。「ああ、そのせいなんだな」と私は納得した。


マンションの広いワンフロアーにいた私は、「明日の通学方法をどうしようか」と思案していた。それは、自転車で高校まで行くには少し遠かったからだった。「バスで行こうかな」とも考えるが、1ヶ月をバス通学すると小遣いが無くなってしまうので、それも嫌だった。


トイレに行きたくなりトイレに行くが、トイレ部屋は無く、広いワンフロアーの隅の方に浅くて少し広めの淡い緑色の洗面ボウルのようなものがあるだけだった。その洗面ボウルのようなものには、洗髪あとで抜け落ちたような濡れた髪の毛がたくさん残っていて、あまりにも汚らしかったので、「どうしようか？」と悩んでしまった。

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