「七匹の蛇」「家の雨漏り」「元プロテニス選手のMCさんの教え」

黄緑で白模様の蛇、黒と白の牛模様の蛇、黒に赤色の斑点模様の蛇など、七匹の違う種類の蛇がいる。しかし実は、11種類らしかった。

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部屋の掃除をしていると、小学校低学年ほどの娘が、小さなさざれ石をこぼして散らかしてしまった。私も手伝うが、こぼしたさざれ石の中でも小さな石つぶは埃にも紛れてしまい、拾い集めるのが大変だった。

細かい作業に少し苛立ちを始めると、部屋の角の天井が開いていて、雨漏りがしているのを発見した。外は雨降りだった。「築10年ほどの家が雨漏りなんて、大工の不手際ではないのか」などと思うが、「家の施工を頼んだ工務店に言うのも、今更どうだろうか」などとも思った。


年始で休業中のアルバイト先の会社へ向かう途中、Aさんの工場を見かける。工場の外にはFRP製の赤茶色をした何かのボディーのような物が置いてあった。「最近はこんなことをやっているんだな」と思った。

アルバイト先の作業場に着くと、外にFRP製の何かのボディーのような物が、金色の塗装しかけの状態で置いてあった。

作業場に入り、自分の持ってきた何だか分からない器具を修理しながら、作業場の片付けをする。そこへ業者がやって来て、「金色で塗りかけの壁を塗装しに来た」といって、作業を始めた。

すると今度は、社長と事務員さんがやって来て、「休みなのに片付けをしてくれて助かります」と言う。「そういう訳じゃないんだけど」と心の中で思った。


アルバイト先のこの社長と私の家を建てた工務店の社長とは知り合いだ。私の家の雨漏りのことを相談しようかどうしようか悩んだが、話すことが出来なかった。

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2階の部屋に、私と妻と老人と元プロテニス選手のMCさんがいた。

私が部屋のクーラーのカバーに何かを塗っていると、壁の隅で立っていた老人が立ち疲れて、倒れてしまった。「部屋が暗い」と言うので、妻が電気を点けた。


妻がMCさんと窓際に腰掛けて、何か話をしている。気になった私は、窓の外の隣の家との壁の間にスパイダーマンのように張り付いて、会話に参加した。

MCさんが「賞金は同じ金額でも、もらい方で高くなったり、低くなったりするんだ」「高い金額を少数の人にあげると、もらえる賞金は低くなり、低い金額でたくさんの人にあげると、もらえる賞金は高くなるんだよ」と話してくれた。

そして、話を聞いていた妻は「病院へ行く時間だから」と部屋を出て行った。

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