ふたつの施設での出来事

3つの選択、そしてそれらの問題を解決する。後日、ひとりの女性のその後様子を確認するために、介護施設のようなところへ出向いた。しかし残念なことに、その女性が再びストーカー狙われていて、ストーカーが今、こちらへ向かっているのだと知らされる。

急いで、前回問題解決に関わった職員に助けを求めに行くと、「今は他の人の介護中だからすぐにはいけない」と言われる。しかしストーカーが、かなり近くまで来ていることが分かっていて、いったいどう対処するべきか分からずに困ってしまった。　


小さな宿舎から別の大きな洋風木造宿舎へ、ダンボールのような物を持って、アイロンがけの為に向かう。その宿舎の２階の部屋のロッカーの下に、ハンディ掃除機のようなアイロンがあったのでアイロンがけをした。

アイロンがけをしている物を見ると、長座椅子にビニールカバーが掛かっていて、さらに埃がかって汚れていた。「これではビニールがアイロンの熱でとけてしまう。その前にビニールカバーを拭いたほうが良かったじゃないか」と思っていると、アイロンにビニールカバーがくっついてしまった。「これではダメだ」とアイロンを元に戻そうとすると、アイロンが箱に入った状態でビニール養生されていた。

熱のこもった状態のビニール養生されたアイロン箱をロッカーの下へ戻すと、ひとりの宿直員がやって来て、「アイロンを使ったのか」「この宿舎では、アイロンが使えなくなったので、しまってあったのに」と教えられる。「そんなこと聞かされていないよ」と心の中で思った。


仕方なく、自分のいた宿舎へ戻る。２階から１階に降りる広い木造の階段を降りて行くと、階段の踏み板には、子供のいたずら書きのような字がたくさん書かれていた。階段の右端を歩き１階に着いた時に、２階の廊下の手すりの所からタレントのYさんが「彼は規則を知らないのかしら」と隣りの男性に私のことを話しているのが聞こえた。「いったい何を言っているのだろう」と思った。

どうやらそれは、階段を歩く位置のことを言っていたらしく、階段の踏み板に書かれていた子供のいたずら書きのような字が、歩く位置を示したものらしかった。これらは、広い階段を四等分して、上り下り上り下りと示したもので、この宿舎へ見学に来た小学生たちに書かせたものだった。

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