軽からミニバン、そして折りたたみ自転車

友人のIくんと酒屋にいる。その入り口前に駅の改札があり、駅員が立っている。休憩時間に作業員たちが、ぞろぞろと何かの許可証を駅員に提示して許可をもらっていた。

私は２枚の許可証を持っていて、許可待ちの行列に並んだ。順番が来て、駅員に許可証を提示すると、一枚分しか許可をしてもらえなかった。たぶん、１回に１枚分しか許可をもらえないようだったので、再び、行列に並ばなければいけなかったが、人が多かったので諦めた。


酒屋を出てみると、隣も小さな酒屋だった。そしてその隣もまた酒屋だった。その３軒の酒屋は長屋のように継っていて、３軒とも、年老いた女性が営んでいるようだった。


酒屋を出た私は、停めてあった緑色の軽自動車を探しに行くが、その車が見つからない。すると、狭い道路で奥に長い縦列駐車場があり、その一番奥に私のシルバー色のミニバンを見つけた。そのミニバンは、縦列駐車で押し出されたように駐車スペースから前方に移動していて、さらに、擁壁と擁壁に挟まれて細くなっていた。すると、そのミニバンが大きなカバンのようになったので、擁壁と擁壁の隙間から取り出すと、今度は折りたたみの自転車に変わっていた。


私は広い屋内の駐車場にいたので、その折りたたみの自転車に乗り、出口を探した。駐車場の中央あたりと思われる場所に、外へ通じる広いが大きな段差のあるトンネルを見つけた。

大きな段差で、とても車では通れないが、自転車なら何とかなりそうだ。幸いに私は若い頃、MTBに乗っていたことがあり、多少の運転技術経験があったので、今回はMTBではなく、折りたたみの自転車という不安は少しあったが、その段差を飛び降りてみることにした。

人の身長ほどの段差、飛び降りことよりも着地した時に、折りたたみの自転車が壊れないかが心配だったが、何事もなく飛び降りることに成功した。その段差２つを飛び降り、無事、外道路へと出ることが出来た。


折りたたみの自転車で坂道を上がって行く。坂道がだんだん急になる。前方には坂道の頂上が見えるがその先の下り坂が見えない。まるで、ジェットコースターに乗っていて、最高地点へと上がっているような気分だった。

タグ：雑夢 色彩夢 夢見の変容原理