海岸のレストラン兼小さなマリーナ

私は、海岸に建てられたレストラン兼小さなマリーナへ友人のAくんと来ていた。

その小さなマリーナの船着き場のスペースは、以前コンクリート地だったのが、今は海がそこまであるかのようなペイントがなされていた。

そこへ、この小さなマリーナのオーナーがやって来て、「船着き場のスペースを見下ろせる場所に建っているレストランへ訪れるお客さんからの景観を良くする為に行なったんですよ」と説明をしてくれた。

そして更にオーナーが、「自分は最初、移動料理店から始めて、その後この場所に小さなレストランを建てて、ほそぼそとやっていたが、ある時、元プロレスラーの馬場さんがこの店を紹介してくれたことで繁盛するようになり、今に至っている」と自慢気に話してくれた。


船着き場のスペースから白い階段を上り、レストラン脇まで来た時に、右腕に白いペンキが付いていることに気が付いた。「あれ、まだペンキが乾いていなかったのかな？」と思っていると、またオーナーが現れて、「まだ塗りたてだから気を付けてくださいよ」と笑いながら言った。

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