訪問宅探しの回り道

何かの用事である家へ車で向かう。初めて行くお宅だったので探しながら移動していると、道路が狭くなって車が侵入出来なくなった。その家がこの先にあることは分かっていたので、私は車から降りて徒歩で探しに行った。

少し歩くと、反対側の道路からなら車が侵入出来ることが分かったので、そちらの道路へ向かう為に車へと戻った。

車に乗り、来た道を戻り始めると、海の満潮の為にコンクリート道路が少し冠水してしまっていた。そこにT社長が、フォーミュラカーに乗って立ち往生してしまっていたので「どうしたんですか？」と私が聞くと、「〇〇を案内しようと来たところだったんだが、海水に浸かってしまって移動出来なくなってしまった」との返事、私は「何だ、わざわざ来てくれなくても良かったのに、悪いことしてしまったな」と恐縮してしまった。


別件の仕事が入り、車に乗り込んだ。そこで私は携帯電話を持ってくるのを忘れてしまったことに気がついた。

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