愉快な解決

何かの機器の製作途中、制作作業員が「この部品は間違いだった」と言い、「部品を直すためにマイナスドライバーのような物が必要だ」と言った。

そこで私がその部品を見てみたら、その部品のアタマの丸まった部分にマイナス形の切り欠きがあった。「ここにマイナスドライバーを使おうとしてるのかな」と私は考えたが、その切欠きの深さと広さが少し大きかったので、普通サイズのマイナスドライバーでは無理そうだった。


さっきまではアタマの丸まった部品が、カットしたトマトに玉ねぎのみじん切りをのせた物に変わっていた。しかし私は、特に疑問を感じずにいた。そしてすぐに、新しい部品が出来上がって来た。その部品は、四角いステンレストレーのようだった。


何処からか、「どうしてこんなに愉快に解決するんだろう」と言葉が流れてきた。

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